こんにちは!
つい3日前まではカンボジアはPchum Ben Dayという大きな大きな祝日でして、カンボジア人学生はみんな地元に帰ってその祝日を祝っていましたので、キリロムには取り残された日本人とインド人ばっかりという状況でした。
さらにこの時期はちょうどカンボジアでは卒業と入学のシーズン。
このキリロム工科大学にも11月初めに新入生がやってきます。
そんなわけでこの時期はどの学年も期末テストに追われています。笑
ここの大学ではテストと休暇が学年によって違いますので、私たち日本人学生は一足先にどちらも終わらせてしまい、来週から新たな学期が始まります。
日本人学生の場合は4月入学ということでカンボジア人とはずれているため、まだ半年分の一学期が終わった段階です。
現在三年目を終わらせた学年が休暇中、二年目、一年目が終わる学年が期末テスト中で毎日私のルームメイトもテスト勉強に追われています。
先ほど言ったように私たちの内容の濃すぎた1学期はあっという間に終わってしまいました。
今でもたまにふと、なんでここにいるんだろうと感じる時があります。
ただ、それは全く悪い意味ではありません。
普通に2018年元旦にはカンボジアなんか頭のなかには全くなく、予備校に通い昔から行きたかった大学に合格するために受験勉強をして過ごしていたのに、その3か月後には第一志望の大学ではないカンボジアの大学に飛行機でやってきて、その7か月後にはこうしてカンボジアの山の中で大学に通いながらブログを書いている。
こんなに一気に人生が変わったことに周りの人もそう思うかもしれませんが、自分でもたまに信じられないと思うのです。
実を言いますと、私はキリロム工科大学に来る前に一度カンボジアに来たことがありました。
それは高校の時の修学旅行です。
私たちの代から修学旅行が「関西かカンボジア」という選択になったのです。
その時には観光地として栄えているシェムリアップにいきました。
初めて日本以外のアジアの地を踏む私、しかもテレビの映像でしか見たことがなかった発展途上国に、ただ海外に行きたいという理由で「関西とカンボジア」という選択の中からカンボジア修学旅行を選びました。
その頃は驚きの連続だったカンボジアの街並み。今では見慣れたものです。笑
修学旅行の時は孤児院で子供たちと遊んだり、色んなカンボジアの方々にアンケートを取ったり将来について話したり、言葉では書き表せないほどの学びを経験という形で感じて、
「カンボジアを選んでよかった」「卒業旅行でまたみんなで来ようよ!」
と、みんなで永遠に語り続けていたのを鮮明に覚えています。
(この時は全く大学ここに来ようとは思ってもいませんでした……)
そして今になって強く思うのは、
「カンボジアに来るのが運命だったのかな」
大学受験に失敗して親が見つけてくれてイチかバチかで来たこのカンボジアの学校。
日本の大学にいたら決してできない経験、勉強面も人間面でもこの半年ちょっとでものすごく成長することができていると思います。
もちろん学校側だって初めての日本人学生受け入れの年だったため、色んな問題勃発でした。笑
私たちだって不便な部分もたくさんあります。
しかし、それを覚悟して日本人1期生として入学したのですからその問題を学校側と協力して今後の学生のために直していくのが私たち先駆者(パイオニア)の役割だと思います。
今思い返せば、小学校では私が「バスケをやりたい!!」といってお父さんがそのために創立してくれたバスケットボールクラブに入り、高校の修学旅行では学校で前例のない初代カンボジア修学旅行に行き、大学も初代日本人学生としてカンボジアの大学に入る。
気づかぬ間にパイオニアになりすぎている….?笑
でも、そのおかげでたくさんの困難や経験をすることができています。
何が言いたいかというと、思い切って新たなことにチャレンジすることが大事!!
新たなことにチャレンジするのはもちろん周りの人からの反対を伴います。
でも、その人達を納得させるぐらい強い気持ちをもってそれにのぞめば成功失敗に関わらず、型にはまったまま何もやらないよりは得れるものがはるかに多いはずです。
これが私がこの一学期で感じた一番の学び。
他にもこの一言じゃ、かたずけられない濃い学びがたくさんありましたが全部書くとキリがないのでとりあえずここまで。笑
ありがとうございました?
二学期も引き続きよろしくお願いします。